TOP > レベッカ

タグ:レベッカ の記事一覧

--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2010.02.16

『レベッカ』/マキシムについて(その2)

前回に続き、『レベッカ』のマキシムについてです。

『レベッカ』/マキシムについて(その1)

まずお詫びします。
前回、分かりにくい記事をアップしてすみませんでした。


マキシムはあまりにも複雑すぎて、私は混乱しました。同情したり、イライラしたり、気の毒になったり、いろいろな思いが頭の中で絡まって、全く考えがまとまりませんでした。前回の記事でデータを書き出してみましたが、なんだか中途半端で個人的には失敗です。

でも私の暴走思考の過程、として残しておこうと思います。


マキシムの事を考える作業は大変興味深いのですが、簡単ではなく…私の場合消耗します。
マキシムは重い過去と秘密を抱えている人ですから、こっちまで重い気分になるんです。油断しているとマキシムの苦悩の中に落っこちます。
落ち込んでは気晴らしをし、近づいたり離れたり、ぐるぐる考えていました。
なかなか考えがまとまらず悶々としていましたが、今回は中途半端で終わらせるのが嫌だったので粘ってみました。
やっとこさ、なんとか煮詰まってきました。



煮詰まってきたといっても、いつもの暴走です。だらだらしてます。
ゆるーく読んでいただければ幸いです。


だらだらですが、完全にネタバレしております。
『レベッカ』を未読の方は、通り過ぎてくださいー。

COMMENT(0) | TRACKBACKS(0) | よむ/みる/きく | EDIT

2010.02.07

『レベッカ』/マキシムについて(その1)

今回は『レベッカ』を読んで感じたマキシムの印象について。




微妙にネタバレしています。
『レベッカ』未読の方は、原作を読んだほうがわかりやすいかと思います。


 
 人それぞれ感じるマキシム像があると思いますので、ゆるく読んでいただければ幸いです。
COMMENT(0) | TRACKBACKS(0) | よむ/みる/きく | EDIT

2010.02.03

『レベッカ』 翻訳読み比べ(その2)

ダフネ・デュ・モーリア著『レベッカ』の翻訳読み比べ


 こちらの続きです。
 大久保氏と茅野氏、両氏の翻訳の違いについてまとめると、全体的に大久保氏が一定の距離を保って翻訳しているのに対して、茅野氏は物語の中に入り込んじゃっている、という印象です(あとがきを見たら、やはりそうでした)。

私はどちらも楽しめました。


 ここでは、マキシムの言葉づかいと、怖さの“引っ張り方”から見る翻訳の違い、について書いてみました。

COMMENT(0) | よむ/みる/きく | EDIT

2010.02.02

『レベッカ』 翻訳読み比べ(その1)

ダフネ・デュ・モーリア著『レベッカ』の翻訳読み比べ
レベッカ本
左は大久保康雄氏翻訳の『レベッカ』(上・下巻、新潮文庫、1971年。画像は上巻のみ)
中央は茅野美ど里氏翻訳の『レべッカ』(上・下巻、新潮文庫、2008年。画像は上巻のみ)
右は私が購入した原文の”Rebecca” (Virago modern classics、ペーパーバック、全1巻、2003年) です。


●2通りの翻訳

 私は『レベッカ』を2通りの翻訳で読みました。
 どちらも新潮文庫で、一つは1971年の大久保康雄氏による翻訳。こちらは随分前から品切れ状態なので古本でしか買えないと思います。
 もう一つは2008年の茅野美ど里(ちの みどり)氏による翻訳です。現在書店で買えるのはこちらです。


 この2つの翻訳を読み比べしました。翻訳が違うと味わいも違いますね。私は大久保氏の翻訳を先に読んだこともあって、私は大久保氏の翻訳の方が好きなんですが(汗)、茅野氏の翻訳でなるほどと思ったり、理解が深まったところも多々あります。あと、茅野氏の文庫本の訳者あとがきと恩田陸氏の解説は面白いです。デュ・モーリアが当初『レベッカ』のエピローグにするつもりだったという“後日談”が紹介されていて、非常に興味深く読みました。(注:あとがきを先に読んではいけません!本編を読んでこその面白さですので。)


 両方読んでよかったです。それぞれ通しで読んだり、比較しながら同時に2冊読んだり。翻訳の意味合いが全然違う部分があるので、これはどういうことなのかなー、と原文ともにらめっこしています。

時間はかかりましたが、非常に面白かったです!




●翻訳の違い

大久保氏と茅野氏、両氏の翻訳の違いについて。
以下は、私が読んだ印象です。あくまでも個人的な意見です。

COMMENT(1) | よむ/みる/きく | EDIT

承認待ちコメント by-

コメントを閉じる▲

2010.01.23

ダフネ・デュ・モーリア/『レベッカ』あらすじ

 『レベッカ』(原題“Rebecca”)は、イギリスの女性作家ダフネ・デュ・モーリアが1938年に発表した小説です。1940年にはヒッチコックによって映画化されましたので、映画をご覧になった方も多いかと思います。(彼女はヒッチコックの映画『鳥』の原作者でもあります。)

 この『レベッカ』、あらすじはこんな感じです。

 「わたし」は、海の事故で妻を亡くした英国紳士マキシミリアン・デ・ウィンター(マキシム)に見初められ、マンダレイにやってきた。マンダレイでの優雅な上流階級の生活にとまどい、萎縮する「わたし」。マンダレイでの生活と人々の会話の端々から浮かび上がる、先妻レベッカ。昔を語ろうとしないマキシム。レベッカを慕い続けるデンヴァース夫人。死んでなお色濃く残るレベッカの影に「わたし」は怯える。

 「わたし」の緊張は仮装舞踏会でピークに達する。しかしそこから物語は急激に動き出す。仮装舞踏会の翌日。レベッカの船が海底から見つかり、その中から、レベッカの死体が発見されたのだ。

 マキシムが抱える過去とは。レベッカの本当の姿とは。
 そして「わたし」とマキシムと、マンダレイの行く末は……。




 『レベッカ』は、ゴシック・ロマン・サスペンスの要素をあわせ持った小説です。すなわち舞台は歴史ある名家と古い屋敷、名家の男やもめマキシムと主人公の女性との恋愛模様、そしてマキシムの先妻レベッカにまつわる死の謎が描かれた物語です。


 主人公の女性は「わたし」。作品中名前が出てくることはありません。対して先妻レベッカの存在感の大きいことといったら、比較になりません。それからデンヴァース夫人。彼女の存在も想像するとリアルに迫ってきて怖い。怖すぎです。
 物語の前半は主人公の夢見がちな、弱々しい、劣等感に満ちた世界観で占められています。ゆったりしたテンポで話が進むので、冗長と思えるかもしれませんが、後半は怒涛の展開になります。戦慄が走り、緊張しっぱなしで、手に汗握りページを繰るのももどかしく、一気に読んでしまいます。


 読みどころは、主人公の女性の心理描写、デンヴァース夫人の生々しい振舞い、後半の息詰まる“攻防”などなど。いろいろな読み方ができます。主人公の女性になりきって読むもよし、イギリスの自然や上流階級の暮らしぶりを読むもよし。

COMMENT(0) | よむ/みる/きく | EDIT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。