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2010.02.20

山岸凉子/『黒鳥 ブラック・スワン』

Tag [漫画]
大好きな漫画家、山岸凉子さん。人間の心理を繊細な絵で表現する漫画家さんです。


今の私がオススメするのは『黒鳥(ブラック・スワン)』。(白泉社文庫)

黒鳥

収録作品は以下の4編。

黒鳥 ブラック・スワン
貴船の道(きぶねのみち)
緘黙の底(しじまのそこ)
鬼子母神(きしもじん)

漫画だからと言って侮ってはいけません、非常に読み応えのある短編集です。
扱うテーマは恨み、嫉妬、不倫、児童虐待(近親相姦)など、非常に重いです。ハッピーエンド的終わり方ですが全体的に暗く寒々しています。

すごく重たい内容なんですが、
どんな人間の心にも白と黒の世界がある。自己の内的世界を見つめる事が気付きになる。そしてどんな経験であっても苦しみ迷いながら進んでいくことが未来に繋がっていく。
そんなことを感じさせる短編が揃っています。




私は山岸さんの、短編集を好んで集めています。
長編はいまのところ『日出処の天子』しかそろってないなあ。

山岸さんの漫画は、ちょっと(いやかなり)怖い。
何が怖いって、人間の業・人間の心の闇をこれでもか!とつきつけられるところ。得体の知れない不安がさらなる不安を呼び、緊張感が高まったところで一気に謎が解け視界が開けるストーリー。
謎が解けた時は興奮して?怖くて?よくわからないけど背中が寒くなるようなゾクゾク感を感じます。

初めて読んだ時はまだ青臭い子供だったから「怖い!」しか感じなかったけど、
いろいろあっていい年になって来た今、読み返すと「一番怖いのは生身の人間の“己の”心なんだなー」と感じます。
何度読んでも新しい発見がある。深い洞察力と鋭い感性で紡ぎだされる作品の一つ一つが素晴らしい。

オススメします~







今日読んでいて「おおお!」と思ったのが表題作の「黒鳥(ブラック・スワン)」。
ちょっとだけあらすじ。

***********************************
主人公マリアはバレエダンサー。
新作バレエの振付けに才能があり、天才と呼ばれる“ミスターB”ことジョージ・バランシン率いるアメリカのバレエ団に入団します。しかし、そのバレエ団でマリアはミスターBに古典物の『白鳥の湖』のオデット役ばかり踊らされます。

マリアは、自分はミスターBに気に入られていない、と自信をなくします。また、手足が長くミスターBの要求に応えられる技術を持った若手に引け目を感じ、インディアンの血が入っている自分の出生をどこか恥入ってもいます。

ミスターBは3人目の妻と別れた後、モンテカルロのバレエ団に監督として招かれ2年間不在に。
相変わらず『白鳥の湖』を踊っていたマリアは、モンテカルロから戻って来たばかりのミスターBに呼び出され、突然プロポーズされます。嫌われていると思ったマリアは混乱しますが…2人は結婚。
この時ミスターBは42歳、マリアは21歳でした。
***********************************

話はここからどんどん展開して行きます。



どうですか?
モンテカルロ、
突然のプロポーズ、
42歳と21歳の年の差結婚。


なんなのこの一致は??『レベッカ』を思い出しちゃったよ!

偶然??それとも???
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2009.12.28

水木しげる「神秘家列伝」

神秘家列伝 (角川ソフィア文庫)




ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげるさんが国内外の「神秘家」を取り上げた漫画です。

其ノ壱~其ノ四まで出ているうち、其ノ弐でコナン・ドイルを取り上げています。
表紙は妖精をバックに、鼻息も荒いドイル氏です。

コナン・ドイルの一生が水木さんの筆で描かれます。
ホームズ&ワトスンの生みの親:作家としてよりも、神秘的なものを信じ心霊研究家として生きたドイルに焦点を当てています。

降霊会の様子や妖精の写真が出てきて、怪しげな雰囲気が漂う画面。なのに擬音が

「ビビビビビン」
「ゴニョゴニョゴニョゴニョ」
「ポアー」

といった具合で深刻すぎないのがいい。
途中水木さんご本人が登場して解説してくださったりします。
飽きることなく楽しんで読めます。



ドイルのほかには安倍晴明、長南年恵、宮武外骨といった神秘家(もしくは奇人?)の列伝が収録されています。
どれも興味深くて面白い!です。


この方の作品を読んでいると、説明のできない「何か」は実際に存在しているのかも?と思ってしまう。
不思議なことがあっても、変わった人がいても、すんなり受け入れられるようになってしまう。
それが水木ワールド。


水木さんの「異」なもの・者へ向けるまなざしは愛情に溢れています。
怖い・不思議。だから好き。

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