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2010.02.28

映像化された『レベッカ』①ヒッチコックの映画(1940)

Tag [レベッカ]
先日『レベッカ』が発表された時代について調べましたと書いたのですが、
ちょっと収拾つかなくなってしまったので(汗)先に鑑賞記をアップしようと思います。


これから鑑賞するのは3つの『レベッカ』です。
ヒッチコックによる1940年の映画、
1979年のイギリスBBC制作のTVドラマ、
そして1997年のCarlton Television(ITV)制作のTVドラマ。

みごとに違いますね~ 当たり前だけど。
非常に興味深い。


同じ作品でも、描かれ方が違うと随分違う作品になるものだなーと改めて思いました。

そして、味わいの違う見比べは大変有意義なものとなりました。


3作品それぞれの印象は、以下の通りです。
ヒッチコック版はドラマチックかつスリリング。原作を知らなくても十分楽しめます。安心して見られます。
BBC版は3作品の中では一番地味かも。しかし最も深い感動があった作品でもあります。ヒッチコック版とは違う怖さ。ジェレミーの熱演が見られます♪
ITV版は異色ですね…現代版?原作を知らない方が楽しめるかもしれないです。

どの作品も、原作を知っていた方がより楽しめると思います。


今回は1940年の映画『レベッカ』についてです。
Rebecca40-01.jpg


この作品はヒッチコック作品の映画ですので、ご覧になったことのある方が多いと思います。現在でもレンタルや廉価DVDで比較的手軽に見られます。
私が鑑賞したDVDは、廉価版です。近所のホームセンターのワゴンセールで購入(汗)
安いので…オープニングちょっと切れてました(泣)

動画ではこちらから見ることができます。(ただし字幕はなし)

活字情報はこちら。
レベッカ(映画)(日本語版ウィキペディア、制作裏話が載っています)
Rebecca (1940) (Alfred Hitchcock Wiki、英語ですが情報量豊富。画像もたくさん) 


まず見終わっての感想は…
すごいわ~ でした。
3作品の『レベッカ』の中で一番短いのに、
内容が濃いです!

130分位の時間の中によくぞここまでまとめて下さいました、と拍手してしまった。
詰め込み感は全くなく、むしろドラマティックでスムーズな物語の進行。
原作の雰囲気はそのままに映像化されています。
展開・セリフはおおむね原作通り。省略している部分が別の場面でさりげなく入れられているし、原作にない場面もあるけれど、逆に効果的で違和感なく感じられてしまうあたりはさすがだなあと思います。
原作を知らなくても十分に楽しめます♪
アカデミー賞最優秀作品賞と撮影賞(黒白部門)受賞作品です。


オープニングの「霧のマンダレイ」の映像から鳥肌もの。門に近づいたと思ったら、わずかな隙間から「するり」と入り込んでしまうところ、すっかり自然に帰ったマンダレイの曲がりくねった道を行く時の宙を飛ぶようなカメラワーク、これはまさに原作そのものという感じで興奮。森を抜けると、月の光を浴びて浮かび上がるマンダレイの屋敷が目に飛び込んでくる。すっかり廃墟と化した不気味なマンダレイ。一体何があったのか…

もう最初の数分間ですっかり物語に入り込んでしまいます。

 画面は波がくだける海の岩場へ。断崖に佇む一人の男。今にも飛び込みそうな勢いで身を乗り出すその男を「危ない」と呼び止めたのが「わたし」。のちに「わたし」は滞在先のモンテカルロのホテルでその男と再会する。「わたし」の“雇い主”であるヴァン・ホッパー夫人が呼び止めたその男こそ、マンダレイの当主マキシム・デ・ウィンターでありました。

 悩める英国紳士なこのマキシム、優しい印象です。そして何か思い悩んでいるような感じ。
食堂での自席への誘い方、「わたし」のお父さんの話をうながすようす、ドライブへの誘い方、そんなに無理強いしているようには見えないなあ。
いい子だから食べなさい、と早くも「わたし」を子供扱い。

 真面目そうな雰囲気の美人ジョーン・フォンテーン演じる「わたし」は表情豊かです。
マキシムとのドライブ。最初は“信じられない”という顔をしますがしだいに夢見心地な表情に。ダンスのときは自分の置かれた状況にうっとりしたり、ヴァン・ホッパー夫人の小言に対してぐっと我慢の表情をしたり。

ということからもわかるように、
ヒッチコック版『レベッカ』は
「わたし」の表情・心境を中心に話が進みます。


 過去の取り扱いについて意見の相違が明らかになる場面。「わたし」の“36歳の女性になりたい”発言に対しマキシムは怒る(けどそんなに怒っているように見えない。あくまで優しい感じ)。仲直りの後のマキシムは、指を自分の唇に当て、その指で「わたし」の額に触れる。Rebecca40-02.jpg
うわ~少女漫画的な演出ですね。「わたし」が好みそうな感じだ。完全に2人だけの世界になり。「わたし」はバラ色の世界へ直行~。見ているこちらがお邪魔虫のような気分になるシーンでした。

 突然モンテカルロを去ることになり、「わたし」はマキシムと連絡を取ろうとする、それが結構堂々と探し回っていたので意外。出発ぎりぎりまで会えずこちらもハラハラしました。

プロポーズの瞬間の画面は驚く「わたし」を大写しで。マキシムは声だけです。(←ちょっと残念)
「わたし」は身分が違いすぎると言い、マキシムはがっかり。すご~く残念そうでちょっと不機嫌に。しかし「わたし」の愛の告白にたちまちご機嫌に♪ 

 婚約を告げられたヴァン・ホッパー夫人の表情は見事です。興味津津の愛想笑いから驚き・意外そして蔑みと一瞬にして変化。マキシムがその場を離れた後の嫌味の言いようは、聞いているこちらも祝福気分を削がれるような馬鹿にしきった感じで「わたし」を現実世界に引き戻します。不安を植え付けられてしまう「わたし」…

 どしゃ降りの中マキシムと一緒にやってきた「わたし」が見たマンダレイは、息を飲むほど巨大なお城でした。不安と緊張でガチガチな「わたし」の前にはズラリと召使いが並び、デンヴァース夫人がヌッと現れるところはこちらもドキドキします。このジュディス・アンダーソン演じるデンヴァース夫人、いつの間にか現れたり消えたりするので怖いんです。能面のように表情がまったくなく、何を考えているのかわからない。この世のものではないような雰囲気が怖いです。


 「わたし」は至る所で先妻レベッカの影を感じます。それを象徴するのが「R」の文字。
Rebecca40-03.jpgRebecca40-04.jpgRebecca40-05.jpgRebecca40-06.jpg
画面に満ち満ちています、レベッカの気配が。
 一時も心が休まらない「わたし」にはマキシムだけが頼りなのに、マンダレイに来てからはなぜかマキシムと心が通わず、すれ違いばかり。そして常にレベッカと比較されていることに「わたし」が苦しめられていく様子が次々と映し出されます。

 最も怖い場面はやはり仮装舞踏会で「わたし」がデンヴァース夫人に“はめられた”ところですね。
マキシムは声を荒らげ、「わたし」を追い返しますが両手で顔を覆ってしまいます。「わたし」は泣きながらデンヴァース夫人のもとへ行き、怒りをぶつけますがデンヴァース夫人の方が上手。
囁くような声で「わたし」を絶望の淵に追いやり、「恐れる事はありません…」と窓から飛び降りるように促します。
Rebecca40-08.jpg
ほんっとにここは見ているこちらも緊張がピークで、怖い(泣)でも見入ってしまいますね。

しかしここからが怒涛の展開。
次回に続きます。
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No subject byちび
レベッカ、観ましたよ! 一昨日、廉価版で^^
哀愁・ふるさと物語・レベッカ3枚組み990円@@
原作を買ってからと思っていたのですが、閉店セールのありえない安さに迷わず購入しました^^

見てよかったです。マンダレイという言葉は一生忘れません。
家政婦さん、怖すぎます。
海辺の小屋の住人の三白眼も怖いです。
わたし、は素敵な人でしたね。
恐喝されるシーンはハラハラしました。
原作を知らないので、どうなるんだ~~~ と手に汗。
マキシム=オリビエは意外と普通の人に見えました。
もちろん良い人でしたけど^^
シェークスピアや時代劇の印象が強すぎたせいでしょうか。
130分もあるのに、3作の中で短いのですか。
原作、近いうちに読みますね。

ああ、ジェレミーのレベッカが観たいです。猛烈に観たいです。
りえさんの所から辿った映像でも、オリビエさんより全然素晴らしい(個人的には)

幼稚園的な感想を並べてしまいました。すみません。
こんなコメントしかできませんが、よろしくお願いいたしますね


コメントありがとうございます♪ byたちたち
おお!ちびさんも『レベッカ』ご覧になったのですね~私も同じくらいの時に同じ『レベッカ』をみていました♪
それにしても破格値ですね(@o@)(閉店セールって品物が雑然としているような気がするのですが、)その中から『レベッカ』を見つけたちびさんはスゴイです!

そうなんです、この『レベッカ』が時間的には一番短いんです。
でも、テンポがよくって怖くってドキドキハラハラ、手に汗握ってあっという間に見てしまいますよね!私もそうでした(^^)
原作の前半はゆったり~とした展開ですよ。後半は映画よりドキドキしますよ!

今までもそうでしたが、これからどんどんネタバレしていきそうです(爆)すみません。

ジェレミーのマキシム、素晴らしいですよね♪私もちびさんに全面同意ですよ(^^)
そのうちしっかり取り上げます!

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No subject
レベッカ、観ましたよ! 一昨日、廉価版で^^
哀愁・ふるさと物語・レベッカ3枚組み990円@@
原作を買ってからと思っていたのですが、閉店セールのありえない安さに迷わず購入しました^^

見てよかったです。マンダレイという言葉は一生忘れません。
家政婦さん、怖すぎます。
海辺の小屋の住人の三白眼も怖いです。
わたし、は素敵な人でしたね。
恐喝されるシーンはハラハラしました。
原作を知らないので、どうなるんだ~~~ と手に汗。
マキシム=オリビエは意外と普通の人に見えました。
もちろん良い人でしたけど^^
シェークスピアや時代劇の印象が強すぎたせいでしょうか。
130分もあるのに、3作の中で短いのですか。
原作、近いうちに読みますね。

ああ、ジェレミーのレベッカが観たいです。猛烈に観たいです。
りえさんの所から辿った映像でも、オリビエさんより全然素晴らしい(個人的には)

幼稚園的な感想を並べてしまいました。すみません。
こんなコメントしかできませんが、よろしくお願いいたしますね

2010.03.01 | URL | ちび # [ 編集 ]
コメントありがとうございます♪
おお!ちびさんも『レベッカ』ご覧になったのですね~私も同じくらいの時に同じ『レベッカ』をみていました♪
それにしても破格値ですね(@o@)(閉店セールって品物が雑然としているような気がするのですが、)その中から『レベッカ』を見つけたちびさんはスゴイです!

そうなんです、この『レベッカ』が時間的には一番短いんです。
でも、テンポがよくって怖くってドキドキハラハラ、手に汗握ってあっという間に見てしまいますよね!私もそうでした(^^)
原作の前半はゆったり~とした展開ですよ。後半は映画よりドキドキしますよ!

今までもそうでしたが、これからどんどんネタバレしていきそうです(爆)すみません。

ジェレミーのマキシム、素晴らしいですよね♪私もちびさんに全面同意ですよ(^^)
そのうちしっかり取り上げます!
2010.03.04 | URL | たちたち # [ 編集 ]
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